熱せん妄、本領発揮。

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先日、家庭内パンデミックについて記録しました。

その中で、”息子は熱せん妄を起こしがち”ということを書いています。

今回は、熱せん妄に絞って

・熱せん妄とは?

・息子の場合

・対策

をまとめてみます!

お子様の熱せん妄に悩んでいらっしゃる方も、

「そんなのあるんだ」と初耳な方も、

少し覗いてくださると嬉しいです。

”熱せん妄” とは?

“熱せん妄”という言葉を聞いたことはありますか?

息子が熱せん妄を起こすタイプと分かるまで、

私はこの単語を知りませんでした。

下記に引用を載せておきます。

熱せん妄(ねつせんもう)とは高熱に伴い意識がもうろうとしたり、つじつまの合わないことを言う、急に何かに怯え出すなど、普段とは明らかに異なる言動がみられる状態を指します1−3)。こどもはよく熱を出すので、熱せん妄もやはりこどもに多いです。具体的には1歳から4歳に最も多く、28%のこどもが過去に熱せん妄と思われる症状を経験したという報告があります1)

小児科オンラインジャーナル : https://journal.syounika.jp/2024/04/22/fever-delirium/

高熱時になんだか話している内容がおかしいな、変だな、と思うことがあったら

一度熱せん妄も視野に考えて良いかもしれません。

しかし、熱による”脳症”もあるので、自己判断は禁物。

脳症のほうが重篤であり、注意すべき状態だと思います。

熱せん妄、脳症、それぞれの症状の持続時間についても

下記に引用を載せます。

熱せん妄の症状は一般的に数分から数十分程度で改善することが多く2)、逆に脳症は12時間から24時間以上意識障害(声掛けや肩を叩くなどの刺激に対して反応がない、あるいは鈍い状態)が続きます4、5)

小児科オンラインジャーナル : https://journal.syounika.jp/2024/04/22/fever-delirium/

とても勉強になります。

あまりにも長く”おかしいな”という状態が続いたら

脳症も可能性として考えようと思います。

その場合は、救急車も検討ですかね。

息子の場合

我が家の息子のケースについて記録してみます。

同じようなお子様、いらっしゃいますか?

熱が40℃に達したとき、要注意。

38-39℃でも比較的元気な息子。

しかし、40℃に達すると様子がおかしくなります。

睡眠中に起こりやすい

それは、

昼寝や夜の睡眠の最中に突然始まります。

「ワーーーー!!!!」と泣き叫ぶ声。

見ると、体を起こしています。立っていることもあります。

「帽子!帽子!帽子!」

「指がこわいの!!!!」

「グラグラやめてー!!!」

など、時によって違いますが

「どうした?」という内容の訴えが続きます。

この間、会話はできません。

こちらの問いかけには答えてくれません。

症状がひどいときは部屋中を走り回ります。

こちらの静止は効かないので、

安全だけ確保して落ち着くのを待ちます。

部屋を出そうになるなど、あまりにも危ないときは

がっしりと抱きしめて行動を止めることもあります。

とにかく、ずっとよく分からないことを叫びながら

歩いたり走ったりするのです。

5-10分でおさまる

息子の場合は5-10分でスッと落ち着き、

また眠ることが多いです。

5-10分の間は、危険がないように近くで見守ります。

いつこの症状が出るか分からないので、

高熱のときは寝室で一人で休ませるときも

見守りカメラが必須です。

落ち着いたタイミングで解熱剤を飲ませると

その後の睡眠が脅かされずに済みます。

本人は覚えていない

この一連の強烈な出来事を、

息子は一切覚えていません。

落ち着いたあとに薬を飲んだこと、くらいは覚えているときもありますが。

無意識で泣き叫び、暴れまわるので

本当に怖いです。

息子が産まれ、熱を出すようになって、

この症状は何度も経験していますが、

こちらも全く慣れません。毎回とても怖いです。

対策

息子を見ていて、

熱せん妄自体の対策というのは難しいものがあります。

その子の体質によるものが大きいと思っています。

しかし、

熱せん妄を起こしやすい子への環境の配慮、

見守りの姿勢など、

こちらが心得ておいたほうがいい事項はいくつかあると思います。

高熱のときは、ピークを越えるまで数日見守る

高熱を出しているときは

熱のピークを越えるまで(2-3日程度)

気を抜かずに見守り続ける必要があります。

いつせん妄状態になるか分からないので、

すぐに対応できるように構えておきます。

危険がないような環境を作っておく

例えば

走り出してしまったときに危なくないように、

我が家ではベッドではなく布団を採用しています。

また、寝室には布団以外のものは置いていません。

棚や観葉植物などは排除しています。

症状が強いときは部屋から出てしまいそうになるので、

ドアのロックも検討したいところです。

事例として、

熱せん妄を起こして玄関から飛び出して事故に合ったり、

窓から飛び降りてしまうケースもあるようなので、

子どもにドアや窓を開けさせない工夫は絶対に必要だと思います。

別部屋で過ごすときは”見守りカメラ”を

息子が高熱を出したときは

本当は一人で休ませるのも怖いのですが、

下の子もいるなかで、やむを得ず寝室に一人で休ませることも。

そんなときは絶対に

”見守りカメラ”をつけておきます。

音も聞こえるタイプにして、

耳でもすぐに気付けるようにしています。

解熱剤の使用

39℃を超えるときは

無理せず解熱剤を使って

睡眠を妨げないようにしても良いと思っています。

熱せん妄で体力を消耗してしまいますし、

こちらも気が休まらないので、、、。

そんなわけで、解熱剤は常にストックがあります。

まとめ

”熱せん妄”について書いてみましたが、

いかがでしたでしょうか。

同じようなお子様がいらっしゃれば

少しでも参考にしていただければと思います!

熱せん妄と闘う戦士として、頑張りましょう!!

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